千秋公園の桜の始まりは、明治25(1892)年、篤志家たちの寄付により1170本の木が植樹されたことで、本丸の石段や堀の一部などが残り、往時をかすかに伝えている園内には、ソメイヨシノ、ヤマザクラなど約700本の桜が植えられている。周囲に桜が立ち並ぶ二の丸や本丸広場が花見の名所。4月中旬から下旬には「千秋公園桜まつり」が開催され、夜間はライトアップが行われる。ライトアップを受けて、闇夜に妖しく桜の花が浮かび上がる内堀の夜桜はお勧めである。